伝え合う

友だちが日記に書いていたので考えてみます。

引用します。

で、今の悩み。
伝え合う力ってどうやったら養えるの?
校内での研究テーマが、伝え合う力の育成。
昨日講師の先生に上記のテーマなんだからもっとそこを意識して授業を作りましょうと言われ、めっちゃグループ活動を取り入れてねと言われた。
なんだかなぁ〜。
本当にそれが伝え合う力を育成するのかな〜
とよくわからんくなった。

伝え合うってからには
伝えるとは違うわけで。
伝え合う力ってことは
自分⇔相手の双方向のやり取りがあるわけですよね。
一方的に話すのではなく、相手との関わり合い、やり取りが
あるからこそ伝え合う力(コミュニケーションと言い換えてもいいはず)
と言っているんではないかと。
と考えると、そこには授業は教師→子どもへの一方通行のものではなく
もっと多様な方向性があるんだよという考えがテーマに込められているのでしょう。

では、なぜ伝え合う力を育成するのか。

今を生き、未来を拓く―その一瞬を見つめる教師のまなざし

今を生き、未来を拓く―その一瞬を見つめる教師のまなざし

にはこう書かれています。
「話し合い」をする目的
○相互理解
○合意形成
創発
つまり、相手と話し合い、自分の意見を伝え合うということは
今の自分の考えと相手の考えを互いに理解し合ったり
新しい考えを作り合ったり、よりよい考えにするために
お互いの考えを磨き合ったりするためにあるということではないでしょうか。

そこには、教師の発する問いが重要になるのではないか。
考える価値のある問い、考えたくなる問いだからこそ
自分の意見を伝えたくなり、相手の意見を聴きたくなるのではないかと。

グループ活動をいれると伝え合えるのかというよりも
その問いがグループで意見を伝え合ったり
話し合ったりする価値のある問いかどうかっていうところが
大切なのではないでしょうか?

なんてことを考えてみました。
に〜@修業中さんどうでしょう?